6月の吟題
2022-05-16
6月の吟題

六月の吟題が決定いたしました。

芳野懐古<藤井竹外>
古陵の松柏   天飈に吼ゆ
山寺春を尋ぬれば  春寂寥
眉雪の老僧 時に帚くことを輟め
落花深き処 南朝を説く

▶ 芳 野 懐 古

【詩の意味】
吉野を訪ねて、後醍醐天皇の古い御陵の前に来ると、松や柏の木は強い風にうなり声をあげている。山中の如意輪寺(にょいりんじ)あたりに春景色を尋ねてみると、桜の花は散り人影もなく静かでものさびしい。
眉毛のまっ白な老僧がしばらく掃くことをやめて、落花の散り敷いたところで南朝の物語をしてくれた。

【鑑賞】
如意輪寺の老僧が南朝を説く

都から逃れてきた後醍醐天皇は吉野で崩御された。御陵・春嵐・山寺の字句を並べて「春寂寥」を描写しています。物寂しい叙景を表すと共に、昔ならばもっと華やかであっただろうと懐古の情を連想させます。
この詩は前半2句を風景、後半2句は老僧の動作を詠いながら悲しく哀れな昔の出来事をしみじみ思い出させる情感がこめられています。
またこの詩は芳野を詠んだ傑作として河野鉄兜(こうのてっとう)、梁川星巌の作と合わせて芳野三絶といわれています。


詳しくは関西吟詩文化協会のホームページからもご覧いただけます。


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